記 htw_jpn20240317.html
1962年 カラー(シネマスコープ) 35分日本の民家製作:英映画社 企画:日本損害保険協会
[拍手]
自然の災いから 身を守り安心して働ける場所と
休める場所を作るために私たちの祖先は 昔から工夫を凝らしてきました
[拍手] そして一時的に休める場所から
四季を通じて暮らせる住まいへさらに代々 に渡って住み通せる家へと日本の民家は
北緯25度から45度に及ぶそれぞれ 異なる気候風土と生活の仕組みに合わせて
作られていきました
[音楽]
火山の国日本 [音楽]
そしてまた 休むことなく台風に襲われる国日本
[音楽]
この国土に私たちの祖先は強く根を張り 一生懸命生き抜いてきました
[音楽]
その花壇と台風の影響を最も多く受けて いる地方
鹿児島県 ここは日本の南の橋(端はし) [音楽] (端: 中央や中心からいちばん離れた部分)
[音楽] 火山灰や火山が堆積してできたしらすと
呼ばれる大地 [音楽]
こうした土地を開墾した人々の代々に わたる苦労それは今なお受け継がれ主な
農作物は大根かぼちゃ感謝(甘藷 かんしょ)タバコ
[音楽]
こうした火山灰地と台風の通り道にあたる この地方の民家はどの家も小さくキノコを
植えたように見えます というのも 母屋とは別に
炊事する鎌や 牛を買う馬屋そして 隠居するための家を設けるからです
雨多く 湿度と気温が高いため 床は高く吹き通しになっております
[音楽] 同じ台風の通り道でも全国で指折りの米の
産地である 佐賀県 [音楽]
ここには屋根を複雑に組み合わせた民家が 見られますそれは台風の風当たりを少なく
するためとも大きな材木がなかったためと も言われております
裏側に突き出た2つの胸
[音楽] 表にある入り口
屋根は複雑でも単純な間取り
[音楽]
部屋に続く広い土間
[音楽]
土間ではバラを炊き物にして二滝を行い 藁を材料として副業を営みます
[音楽]
ここでは 藁をもつかむという切羽詰まった言葉とは 反対に
藁をコードに利用した生活が営まれており ます
[音楽]
こうしたよくやに恵まれた米どころとは 違ってここは海岸近く山々が迫る
島根県 [音楽]
島根半島の西北に立つ日本で最も高い日の 岬の灯台
[音楽] そして日本の文化にいち早く光をもたらし
た出雲地方ここには今なお神話と伝説が 豊かに呼吸しております
その中心出雲大社
[音楽] 昔は高さが50メートルもあったという
本殿 それは天皇に国譲りした出雲の神の住宅で
もあったと言われております
古代出雲文化の中心地であったこの地方で は 農家が1個ずつ孤立して家の周りを黒松の
林で囲んでおります
随時待つと言われるこの林は風を防ぎまた 洪水を防ぐために気付いた土手の土留めに
利用したものと言われております [音楽]
[音楽]
通じますに囲まれた屋敷の中の民家
両端が強く跳ね上がっている 胸
土間が家族の出入り口ならば 沓脱のある縁側は来客の出入り口
[音楽] 十文字に仕切られている4つの部屋
[音楽]
人々が表と呼んでいる売却のための部屋
座敷 台所と何度 [音楽]
この 薄庭と呼ばれる土間では 煮炊きをしまた仕事をします
こうして最も早く文化の恩恵に良くし日本 の表玄関として
栄えたこの地方からやがて大和地方へと 歴史の歩みが続けられて行きます
[音楽]
[音楽]
その通路にあたる 兵庫県
山あいに広がる 短波地方
サインと京都や奈良を結ぶ交通の要路とし て 古くから栄えたこの地方には
入母屋造りの美しい民家が数多く見受け られます
大きな破風を持った気品豊かな屋根
中央にけむら市のある入谷の妻
カヤで吹いた屋根の裏側
表面の入り口 [音楽]
売却を通す座敷
今
木材に恵まれても水田に恵まれないこの 地方では 勢い竹を材料とする副業が考えられ土間が
その仕事場に利用されております [音楽]
[音楽]
このように都に近いこの地方の民家は
京都風のみやびやかな趣を叩いております [音楽]
その都の中でも 奈良は最も古い 文化の故郷
[音楽]
[音楽] この 奈良を中心とする 大和河内地方には日本の民家の中でも
独特の構えを持つ家が分布しております
高い塀のように仕上げている 切妻の面ある時は低くある時は高くそれは
火を防ぐ壁であるとともに家の格式を表し ております
一番低い瓦屋根にある煙出し
[音楽]
すすけた柱と白い壁のつくりだす調和
[音楽]
土間に置かれた5つの火袋のある くど
[音楽]
[笑い]
[音楽] 土間に続いて食事する部屋
[音楽]
[音楽]
[音楽] 思って続く部屋
仏壇のある部屋 こうして
独自の姿を示す高平づくりの民家は今に 残る古代文化の遺産とともに戦乱の時代に
も人々が育て上げてきたの
[音楽]
です [音楽]
この長い戦いの歴史から生まれた調和が 民家の造りに結びつけられている地方の一
つ 徳島県 [音楽]
四国山脈が東西に走る 険しい山と深い谷間の 粟野山間部
[音楽]
中でも 剣山の北側に 秘境を形作っている
宮谷 [音楽]
源平屋島の合戦に敗れた平家の侍が 住み着いたと伝えられるこの谷間に
見受ける 義宗の民家 [音楽]
後ろに山を背負い前に高い石垣を築いて いる家々この作りを土地の人々は
参謀構えと呼んでおります
[音楽]
[音楽]
米を作らなかったためにそれほど必要で なかった土間
山の斜面を開いて立てたために横に並べ られた3つの部屋
祖先を敬い 血筋を尊ぶ人々
[音楽] 伝説の恩賞となる山間僻地中でも飛騨白山
の山脈が南北に連なる山が多く海岸のない
岐阜県 [音楽]
[音楽] 日本海に注ぐ荘川を遡ること100km
ここに 奥飛騨白川郷があります
平家の落ち度が移り住んだと言われまた 関ヶ原の合戦に敗れた侍がおちのびたとも
言われているこの山あいには 合掌造りの家々が集落を作っております
土地は狭く分家もできないこの地方では 建物を上に伸ばすより他に仕方がなく2階
以上は 蚕を飼う部屋に使われます [音楽]
2m余りも降り積もる雪に備えた 急勾配の屋根 [音楽]
入口にあるまや
大勢の家族が寝起きを共にした広い台所と 親と呼ぶ部屋
自在鉤の代わりにかなわを用いている 大きないろり
一年中燃やし続ける日 建物を燻して長持ちさせるために屋根裏
まで煙が達するようにすのこじきにした 会場の床
[音楽]
20人から多い時には80人もの家族が 生活していた多くの部屋
[音楽] この地方の人たちの心の支えであった
浄土真宗 この山奥にも新しい時代の波が押し寄せる
中に 昔ながらの大きな構えだけが 在りし日を忍ばせております
[音楽]
山が多く平地の少ない日本
ここは日本で最も盛んに予算が行われて いる 群馬県
[音楽]
火山灰のこの地方では水田が作れない 代わりに 桑の栽培に都合がよく
昔から日本一の養蚕地帯になっております
[音楽]
[音楽]
[音楽]
したがってこの地方の民家も 養蚕を中心に形作られております
[音楽] 屋根裏を予算に利用するためにノッキを
切り込んである妻 [音楽]
昔はうま屋のあった広い土間 [音楽]
2滝に使う薪はすべてクワデと呼ぶよく 乾燥した桑の枝に
蚕を飼う時期には 沼も客間も全て 産出に使われる開花 [音楽]
切り上げ窓から光をとって屋根裏に作られ た3室
[音楽]
する 解雇
予算は民家の形に影響を与えた最大の産業 です [音楽]
その予算に適した環境を作るために人々は その地方特有の形式を作り出してきました
[音楽]
[音楽] 石川
[音楽]
啄木や 宮沢賢治のふるさとまた優れた馬の山地
岩手県 [音楽]
800年の昔 野生の馬を飼い慣らすことから始まった
馬の飼育 ある時は軍馬として売り出されて
農家の最大の収入となっていた 馬
の時から一生懸命に育ってあげいよいよ 手放す日を迎えた
農家の人々 [音楽]
馬と一緒に最後の食事 [音楽]
馬が暮らしの中心となっていたこの地方で は 馬を大切にした習わしが民家の造りにも
表れています [音楽]
母屋に直角につき出た馬や [音楽]
母屋と同じぐらいに大きく 母屋と同じぐらいに立派なハフ造りの馬や
[音楽]
4つの部屋に仕切られている 母屋の内部 [音楽]
寒い夜も雪の日も世話をしやすいように 同じ屋根の下にある
馬や
海抜くりにも使われる台所の土間 [音楽]
自分たちがお湯に入らなくても 馬には毎日 岩見させてやるほど大切にしている人々
[音楽]
この地方では 馬を切り離しては考えられない生活と
住まいを持っていると言えましょう
[拍手]
国境の長いトンネルを抜けるとここは 雪国
[音楽]
1年の3分の1は雪に閉じ込められると いう新潟山形
秋田県
[音楽]
一晩で1m前後も雪が降り積もるこの地方 では屋根の雪下ろしが大切な仕事
家の軒よりも高く降り積もる行き
[音楽]
雪のトンネルが家々の出入り口 [音楽]
[音楽]
こうした雪国では 民家も大きく上部に作られております
[音楽]
入り口近くにあるうま屋 [音楽]
土間の一宮にある長島 [音楽]
昔は働く人々が集まっていた土間の祈り
[音楽] 雪の重みに耐えるように
太い木材で組み合わされている 針 [音楽]
のある部屋は客を迎え話に花が咲くところ
[音楽]
フリスキル
雪 [音楽]
昨日も雪今日も雪
[音楽]
に開け 雪に暮れる前に
[音楽] 雪の季節の家族の生活は 囲炉裏端に移り三度の食事も夜なべの
和菓子ごともそして 幼い子どもたちの空想も
囲炉裏の日を囲んで長い冬の間続けられて いきます
名も知れぬ民衆によって作り出されその 人々の 喜びも悲しみも
温かく見守ってきた民家 [音楽]
それは私たちの 遠い祖先が 竪穴の住まいを構えた昔から今日に至る
まである時は美しくある時は厳しい自然の
国土に 文化の日を灯し続けた民族の歩みを象徴し ているものと言えましょう
[音楽]
[拍手]